すべてのニュースには、一見関係がなさそうでも相互に関連性がある、もっというなら「潮流」みたいなものがあると信じている。野球の試合には「流れ」があるというふうに。
よって、ショーン三振いやショーンK氏が「ストライクバッターアウト!ゲームセット!」となったのも、なにかしらの世間の流れと関連があると思ったりする。もっというなら、K氏にアノ報道が出たのは、「必要がなくなったから」みたいな(思考が飛躍している気もするがそう思うのだ)。必要がなくなったからアノ報道が出てポイされた(©リア・ディゾン)。K氏をダレが必要としていたのかはわからんけど。少なくともプロデューサーなる人物は存在するだろう。必要に応じてK氏を用意していた人物である。学歴の詐称とその実際を見比べてみて、そしてあの語学力を鑑みて、あそこまでのことを、本人ひとりの力でつくり上げることができるとは思わん。

マアこんなかんじで、一般的なニュースについてなんとなく思ったことを書いてみたくなるのは、もう一度いうがすべてのニュースには関連性、潮流、流れがあると信じているからだ。
野球界のニュースといえば覚醒剤からはじまり、ドーピングに派生し(報道陣は高知県に飛んだ!)、そして別のところから(別、でもないが)賭博が出てきた。こんなふうにニュースが連続するのはやはり「なにかある」と考えさせられる。
野球のひとつ上の階層、いわゆるスポーツ界として考えてみても、ロシアのテニス嬢がテニス場で飲んでいたのがドーピングの錠、という話があったし(韻を踏めれば気分は上々)、というかロシアのスポーツ界全体がえらいことになっていたりする。日本に話を戻せば東京五輪の書くのも面倒なゴタゴタが相次いでいる。
これらのニュースの出処はすべて同じであると見る。
いや、情報源が同じというイミではなくて。
目線が同じ、とでもいうのか。
「問われている」のだ、スポーツ界が。
だからハッキリ言わせてもらうが、野球賭博のニュースで、読売ジャイアンツや野球界だけをあげつらうような文章を書いている輩は阿呆である。問題はもっと大きいのだ。
バブルも終わりの頃だろうか、日本の常識は世界の非常識、とコトサラ言われた時期があったが、いまやスポーツ界の常識は世界の非常識、そんなかんじなのだ。だから、野球界で起こったニュースだけ見て野球界だけの将来がどうの、っていう話ではないと思う。東京五輪に向けてスポーツ界全体が地盤沈下していくことを危惧する。
じゃあ解決策を示せや、と言われてもソンナモンは知らん阿呆なワタシではあるが、こんなことは考えている。
逆にいままではなぜ、世界からすれば非常識であるスポーツ界の常識が白日の下に晒されなかったのか。
それは、スポーツ界が特殊な、エグザイルなテリトリーであったからではないか。
というのも、「スポーツ選手」は、人が「わざわざ」なろうとする職種だからだ。
ふつうの一般人がなろうとする職種ではない。そんな種類の職業にわざわざ就いた人たちの集まりだから、わざわざ練習もするし、パフォーマンスが上がる薬剤をわざわざ入手するし、法律的に禁止されている薬物をもわざわざ手に入れようとする。声出しにもわざわざご祝儀を渡す。一般人とは違う「世間」とやらをわざわざ作り出す。そして競技場をわざわざ壊してわざわざ作ろうとする。そんなところなのだ。
そして、まさにこのポイントが世界から「問われている」のだと思う。
そういえば、「わざわざ」就く職種の人々が世界から「問われた」、そんな事象は過去にあった。
それは、「ヤクザ」である。
っていうか、ヤクザと呼ばれる人々は今まさに問われている途中だったりする。スポーツ界と時期を同じくしていることも潮流であるとワタシは見る。
ワタシは、スポーツというものの将来/行く末を危惧している。
参考文献
引退試合と野球賭博。そして野球界は決断を迫られる : ちな虎お知らせのあとは「ちな虎」からのおねがいがあります!
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コメント
これはさすがちな虎さんとも言うべき鋭い指摘ですね。
日本のスポーツ界、所謂体育会系のあり方が問われているのかもしれませんね。
お久しぶりです。
体育会含め取り巻く大人たち全体だとも思います。
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