
藤井彰人が引退!
来年40歳。潮時かと思ったとコメント。
選手の引退発表にも色々なパターンがあるなあ、と思った次第。

シーズン中に引退発表
さいきんよく書いている引退試合の是非うんぬんだが、結局おかしなことになるのは選手がシーズン中に発表してしまうからだろう。事態が動いてしまったのでは球団が動いてしまうのも仕方がない。選手が引退を発表する過程については色々と夢想する。発表するにしても、「よし!オレ引退します!」といきなり記者会見で発表するパターンはなかなかナイのではないか。まずスポーツ紙などでスッパ抜かれる。そんでもって「報道は事実か」と聞かれ、記者会見せざるを得ない状況が生まれる。
それではなぜスポーツ紙が引退の記事を書くに至ったのか?火のないところに煙は立たぬというが、なにかしらの根拠があるはず。それは選手本人からの耳打ちだろう。この一次情報が基になっているはず。記者が選手たちと仲良くなりたいのは、「このため」だと言っても良いような気がする。引退決意のスッパ抜きは記者の醍醐味であるといえる。ニッカンスポーツのとある元記者は、岡田彰布監督が辞任を決意した夜に直電がかかってきたというし。ことほど左様に「辞める」はエモーショナルで記者冥利に尽きるというヤツだろう。これが良いことだとはチト思えないけれども。
シーズン中にそんなことを言ってしまう選手本人も本人だ、とも思うが、その立場になってみればわかる気もする。ある時期からいつも最後だと思って過ごしてきたシーズンで、いよいよかと決断するときがくる。そんな彼らが、つい本音を漏らしてしまうこともあるだろう。そこを捉えてあえて「書く」のが記者である。彼らにも葛藤はあるはずだ。いままでの交友をふいにする覚悟で書く。記者に対してなんとなく否定的に書いてきたが、だからといってマスゴミなどと言うなかれ、である。
シーズン終了後に引退発表
藤井彰人は経歴を見ればわかるように野球エリートである。近大付属高校から近畿大学。近鉄の最後の戦士で楽天、そして阪神。
しかしその歩みはつねに日陰だったように思う。地元・東大阪時代にはチームメイトに松井稼頭央がいた。高校では金城龍彦。大学では二岡智宏。そうそうたるメンバーである。楽天では岩隈久志の専属という形から正捕手の座をつかむようになる。別にポジションはかぶっちゃいないが、チームメイトにスターがいたのだ。強烈な光を放つチームメイトの陰になりながら、野球を続けてきた。
引退発表も、シーズンの全日程が終了してからの発表である。
なんとも藤井彰人らしいと思う。
次は解説業でも充分イケそうだ。
「本日のナイター、阪神巨人。”虎の男前”藤井彰人さんの解説でお送りいたします」
実況の人、言いそう。
シーズン直前に引退発表

監督から名指しされて引退発表

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コメント
藤井って内野手のときがあったんですよね
ウィキペディアで読んだだけですが
ご存知なんですか?
阪神に入団してからしか知りませんがあの異常なまでの天才的な捕球に送球のスピードは何なんだろう?内野手の方が向いているんじゃないか?と常に疑問を抱いておりました
捕球が天才的でも捕手としては…という評価なんですね。
捕手はもとめられる技量の種類が多い!
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