プロは結果の世界だ。
落合博満は監督時代、選手に対して「文句があるならオレより打ってみな」と言っていたらしい。これは効く。ぐうの音も出ないというヤツだ。目の前で言われてぐうの音も出ず、寮に帰って改めて落合さんのウィキペディアを見てぐうの音も出ず。もしかするとGMになっても言っているかもしれない。
逆に、である。選手時代にさほどの成績を残していないコーチだとどうなのだろう。「文句があるということはオレより打っているんでしょうね」選手に言われたコーチは立つ瀬がない。このあたり、選手経験者が多い審判に関する最近の云々にも関係しそうである。

金本知憲「文句があるならオレより…」
それは置いといて、金本知憲に関しては「文句があるなら…」が言えるに値する実績を持つ、そんな人物であることは間違いない。鳥谷敬など元同僚メンバーから見れば、金本が何も言わなくても顔にそう書いてあるように見えるんじゃないか。というか、金本の場合は「文句があるなら…」のあと、「オレより練習してみな」かも知れん。先にプロは結果の世界だと書いたが、プロがプロを見る目は意外に、結果ではなく普段の練習態度に厳しい。解説などを聞いていても、金本はこのあたり厳密な気がする。金本知憲への期待と落合博満の反省
ダレよりも自分に厳しかった金本が監督になったとき。選手に対してもおそらく厳しいだろうとは思う。求める基準は厳しいと思う。しかし逆に、意外に甘くてもどうだ、選手は「見放されている」と感じるのではないか。どちらにせよ選手には厳しい時代が待ち受けているように思う。ここが阪神タイガースの変貌を予感させるのであります。ちなみに落合さんに関してだが、実際に口に出して言っていたという「文句があるならオレより打ってみな」この言葉が現監督との「こじれ」を起こしているのかもしれない。言葉じゃなくても態度がだ。監督時代、落合は試合中ベンチから微動だにしなかった。動いたのは選手交代のときくらいではないか。これは一挙手一投足が選手の士気に関わるかもしれないという深謀遠慮のすえだったらしい。落合さんはグラウンドから離れて選手の心を少し見誤ったのかもしれない。
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コメント
金本監督になった場合、鳥谷の連続試合出場をどう扱うかを注目したいと思います。
記録を切ったら「お前がよくそんなことできるなぁ」とツッコミたいですし、自分同様に聖域化するなら「いい加減にせんかい」と思いますし。。。
なんかいい落としどころはないでしょうかねぇ
ありがとうございます。
金本の晩年の連続出場は、本人にこだわりがあったんでしょうか?
巷間言われているのが事実とは思えないのですが。
むしろ周りが気を遣ってしまった結果だったのでは。というか、力が落ちたと言われる選手を追い抜けなかった若手選手に猛省を促したいところですよ。
鳥谷に関しても同じ構図だと思います。
鳥谷の連続試合については、実際にやった人間だからこそ分かるデメリットもあるでしょうし、個人的には、和田監督判断よりは、金本監督判断でのストップの方が、ファンも鳥谷もまだ受け入れやすいように思います。
鳥谷自身の判断がもっとも尊重されるべきだと思います。
これについてはまた追って。
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