
マートンの去就話がまたぞろでてきた。
おそらく成績が年俸に見合わないとの意見でしょう。成績が悪ければ年俸も下がる、その逆もしかり、球団側もそのあたりの契約は公正に判断すればいい。しかしやっぱり、性格の面をあげつらって放出やら言うのは違うんでないかな、と思う。

以前、マートンに二つ名をつけた。
キレありコクあり雑味も少々
彼の持つ技量は味わい深いが少し、期待せざる何かしらが混ざっている。
なぜコーヒーに例えるのかは不問にしていただきたい、思いつきといえばそれまでなので。
【雑談】野球選手には「二つ名」が必要である。 : ちな虎
ワタシは、こういう選手がいてもいいと考えている。「なんじゃアイツは、まーた怒ってるんか」。そうやって受け止めてあげる、というよりスルーするのだ。そこには「なんとかしろ!」という意識はない(チーム首脳陣がなんとかすれば良い。そのような仕事は野球人だけがしていることではない)。そもそも、あれほど打てる選手が日本人だったらどうだね、と言いたい。少々の雑味は不問にするはずである。キレもコクも雑味も同じ「味」として許容されるはずである。そういう選手もいまは少なくなってきているが。一方でマートンの性格を許せない方々はアレだろう、言葉にするのも憚られるが、外国人だからだろう。正体不明とでも思ってらっしゃるのだろう。
日本のスポーツビジネスでは、アメリカのソレとは違ってとかく外国人選手を正体不明とする。「未知なる強豪」とかいうアレだ。島国根性とでもいうのか。アメリカでは、アメリカ大陸で名を成そうとするものはすべてアメリカ人である。ここでいうアメリカ人とは人種的なくくりで言っているのではない。魂の部分での話。アメリカでは、人種的な「くくり」を決めつけることはない。差別につながるからだ。オフィシャルな場ではできない分、コメディやギャグとして昇華されてはいるが。
しかし。
日本のスポーツビジネスでは、正体不明の外国人選手を正体不明としてそれなりにうまく昇華してきたのではないか。島国根性なりの面白がり方を身につけてきたのではないか。プロレスから引いて申し訳ない気もするが不沈艦、南海の黒豹(スティムボートの方でもセフォーでも可)、人間発電所、などなど。二つ名を勝手に作って面白がって感情移入できたのだ。その気分は総合格闘技のPRIDEにも受け継がれていた。外国人だらけの興行にダレが感情移入できるというのだ?しかしそれができたわけである。
幽霊の正体見たり枯れ尾花、なのだ。この言葉は、幽霊と思って確かめてみればナーンダ枯れ尾花だった、という意味だ。その恐怖心も、真相が分かってしまえばどうということはないと。しかしそれだけにはとどまらない。ほんものの幽霊を枯れ尾花と解釈して(ムリヤリ)安心してしまう、とも捉えられる。
ワタシの夢。
来シーズン、マートンが判定に暴れまくるさまを阪神ファンがボヤくのである。
あいつはキレありコクあり雑味も少々やからな。
しょうがないな!
これであります。
お知らせのあとは「ちな虎」からのおねがいがあります!
スポンサーリンク
皆さんの投票が日々の作文の励みです!1クリックおねがいします!


コメント
コメントする