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あんまりいいところがなかったんだって?
2月11日(水)、初の対外試合(日本ハム)。
きょうのスポーツ紙は概ね「坂井オーナーがチームに喝」である。

北條史也、西田直斗は期待外れなのか。
記事によると、この試合の前には坂井オーナーが名指しでハッパをかけたんだとか。「北條君、西田君が目立っていない。もう少し、君らに頑張ってもらわんと…」あさ9時すぎ、宜野座ドーム内に集めたチーム全員を前に叱咤激励、か。坂井オーナー喝!北條&西田は期待外れ−デイリースポーツ
そして午後、試合が行われ坂井オーナーは北條史也、西田直斗のパフォーマンスを観戦。
そこで報道陣にひとこと。
期待から外れています。「今日見てどうこういうものでもないが…」とも言いつつ、コレである。坂井オーナー喝!北條&西田は期待外れ−デイリースポーツ
「期待から外れている」と言っただけで、「期待外れ」とは言っていない。この微妙で曖昧な言い回し、少し気をつかっているようだ。しかし翌日、スポーツ紙に「期待外れ」と変換されてしまったので同じことか。どうちゃうねんと言われると、ニュアンスの問題、としか言いようがないが、レッテルを張るのだけは回避した、そういう印象です。名詞で「期待外れ」と書かれると一生ついてまわる恐れがあるから。…マア同じことでしょうけど。
監督・コーチは「人を見る/観る/診る/看る」職業
指導者経験のあるプロ野球解説者には、元教え子に対する「禁句」があるものだ。たとえば中継などで、「送球の未熟さ」を指摘すると本人が気にすることになるのであえて言わない。とくに繊細な感覚が必要な、球を投げる動作はややもするとイップスの影もちらついてくる。
自らの選手経験と、指導者としてその選手に直接関わった経験から、このような禁句が生まれる。
チーム内に「怒られ役」ができるのも同じような理屈だ。
これは球界だけに限った話ではなく、スポーツ界に限った話でもない。
坂井オーナーには禁句はないようだ。
もし北條や西田が目立ってなかったと目に映ったのなら、槍玉にあげ悪い方で目立たせることもないと思うのだけど、孫ほど年の離れた青年に、自分の孫には言わないであろうフレーズを言うわけだ。
これが社会だ、というならそうなのか。みなさんキビシイ社会に生きてらっしゃるのね、である。
今回、名前が出なかった選手も、ホッとしたどころかカチンときたと思うのだがどうだろう。後輩が言われているわけだから。
オレが虎総帥ならこう言うね。
さて表題の件ですが。もしワタシがオーナーだったらこう言います。
「勝手にしなさい」
勝手に練習しなさい。
勝手に打ちなさい。そして三振しなさい。守りなさい。そしてエラーしなさい。
成功すれば嬉しいし、失敗すれば悔しい。そうして勝手に感情を爆発させなさい。
練習場やグラウンドは、アナタたちだけが勝手にできる特権の場です。アナタたちはこの特権を勝ち取ったのです。
選手にはそれぞれのレベルがあるでしょうが、そんなことは考えなくていい。遠慮せずやりたいようにやって、成功すれば喜べばいい、失敗すれば悔しがればいいのです。反省は、勝手にしてからすればいいのです。
そのためのサポートがワタシたちの仕事です。
ただ、ひとつだけ注文があります。
あくまで、すべてにおいて全力で勝手にしなさい。
この自覚だけは持っておきなさい。
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勝手に逃げ…たらアカン。
参考文献
プロなら自分勝手にプレーせよ。自分勝手なプレーこそが勝利につながる。 : ちな虎お知らせのあとは「ちな虎」からのおねがいがあります!
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