左腕の誇り―江夏豊自伝 (新潮文庫)

島本浩也、良かったな。
江夏豊臨時コーチからグラブをもらったという。

江夏豊が島本浩也に置きみやげ

江夏氏はウオーミングアップ前に全員へあいさつし、記念撮影を終えると、1人の左腕に近寄った。昨秋、育成から支配下選手となった島本だった。軽く言葉をかけると、自らが使用していたグラブを手渡した。まだ1軍未登板の小柄な左腕への置きみやげ。まさに江夏流のメッセージだった。
江夏氏指導打ち上げで島本に置きみやげ−ニッカンスポーツ
報道陣は主力級についてしか聞かないのだろう。
これは、そんな状況からの江夏氏のメッセージなのだ。
全員、見ているぞ。これからも。

卓上 阪神タイガース 2016年 カレンダー 卓上

阪神タイガースが育成選手を指名しなくなった理由

阪神は数年前から育成選手を指名しなくなった。
理由はおそらく「目が届かない」からだろう。
一時は3軍を作るのかと思わせる指名数だった。八木裕打撃コーチに育成試合の指揮を執らせるなど指導者育成にも活用していたはずだ。しかし、施設・コーチ数に比べ選手が多すぎたのだろうか。
といっても、ケガを抱えた選手を「いったん育成契約」する現在の手法には賛成しないが。ルールを解釈変えて便利使いしていることにも合点がイかないが。

そんな育成契約から這い上がったのが島本である。
公称・身長176cm、体重63kg。球場で直接見るとひときわ小さく感じる。体格が一般人なら推定年俸も一般人っぽい。でも躍動感はやはりプロだ。いつのことだったか、春のオープン戦@甲子園に先発し、ほうほうの体で降板したことを思い出す。島本はあのときの借りも返さなければならない。

江夏氏はせっかく「見ているぞ」とメッセージを出した。だったら島本はこのグラブを試合で使用すべきではないか。「見ていてください」と。そして、江夏氏のグラブをボロボロになるまで使うということはそれだけプロに在籍しているということだ。

ていうかホラ、せっかくプレゼントした指輪を彼女がしていなかったらなんだか落ち着かないでしょう。

さて、ですよ。
江夏豊の持っていたグラブとはなんぞや、であります。

江夏豊が手渡したグラブのメーカー

手渡したのは左投げ用の、江夏氏が命名した『誠』というメーカーのオーダーグラブだった。
5年目左腕・島本に“江夏賞”!特注グラブ手渡し、寮に飾る予定−スポーツニッポン
江夏氏はこの春季キャンプに備えて、「誠」というグラブメーカーに注文していたらしい。この遠足前の小学生の感じ。江夏氏はウキウキだったのだ。
というのは置いといて、メーカー「誠」は知らなかった。

詳細:シバスポーツ「誠」

作っているのはイクノ工房というらしい。

もしかすると、オーダー当初から島本にグラブをあげるつもりだったのかもしれないな。支配下契約おめでとうと。島本はプロ5年目。江夏氏も彼のことをかねてから気にかけていたのかも。そして「このグラブをあげるつもりで作ったけど、キャンプでダメだったらやめとこう」そんなことを考えていたのかも。そして島本に手渡した。

泣かせる話です。 

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