
きょうのニッカンスポーツ一面に脊髄反射。
ドラフト1位・横山雄哉の記事。
きのう行われた新人選手入寮で、横山はいままで使ってきた家財道具などすべて置いてきたんだという。野球道具までも置いてきたそうだ。
それはいい。裸一貫決意の入寮というかんじがして好感が持てる。
それはいいのだけど、やっぱり気になることがある。

いわく、横山が虎風荘に持ち込んだのは服と新調したグラブのみ。
写真をみると、ミズノの青いグラブだった。

こんなかんじのやつ。写真は右投げ用になってる。
最近は新人選手にもすぐメーカーの道具提供があるようだ。
とくに阪神の選手にはサポートが篤い。
今回もいきなりスポーツ紙の一面で露出しているのでミズノサイドもしてやったりだろう。いや、横山のミズノだけではない。今年の新人たちは確認できなかったが、ゼットやSSKなども熱心に営業をかけているのだと思う。
でも、これでいいのかな。
選手にハングリー精神は必要か。
ハングリー精神必要論
ほぼ毎年、この時期になると思う。これではハングリーさは養われないんじゃないんだろうかと。いきなり過保護なかんじがしてしまうのだ。自分の野球道具くらいは自分で買って手入れして使ってほしい。結果を出しさえすれば、野球道具だけでない、それこそ有象無象のアレヤコレヤが自分の手元に集まってくるのだから。
上の議論に自分で反論
一方ではこうも思う。野球道具云々でハングリー精神がどうの、というのもジジイくさいかなと。ハングリー精神がスポーツ選手に必要なのかも議題に上がる(自分の中で)。プレーにおいて本当に必要なのは自分なりに技術論を築き上げることだと思うし、その意味では根性やハングリーさは関係ないだろう。
そもそも、ハングリー精神とはなにか、というところまで考えないといけない。
ミズノブランドアンバサダー
ミズノの場合は、一流選手のみに許された「ミズノブランドアンバサダー制度」がある。いわゆる契約選手。メディアへの露出とともに、選手たちの経験から品質の向上を目指す役割があるようだ。オフには大阪・住之江のミズノ本社に選手が集合するのも記事になる。詳細:ミズノブランドアンバサダー(セ・リーグ)
横山の場合はグラブの提供こそあれ契約にまでは到達していない。そこのハードルは高いんだろう。
これから横山はミズノブランドアンバサダーを目指して頑張れ、ということかな。
ミズノとあるプロ野球選手の逸話
ここでひとつ、野球道具に関するエピソードを紹介してこの記事を終わりにしたい。八木裕2軍打撃コーチの現役時代の話だ。
故郷岡山で野球選手を志した八木少年には、かねてから世話になっているスポーツ用品店があった。小中から高校、社会人になっても岡山県で過ごしたので付き合いは長い。念願のプロ入りに際し、八木青年はその用品店のおやじさんにこう言われたという。
ミズノの契約選手になることこそが一流選手の証だよ。
なんともスポーツ用品店の店主らしい一流の定義だけど、八木選手はここから本当に契約選手を目指したのだ。はじめはミズノの道具を自分で買って使用していた。アドバイザリースタッフ(当時はこんな呼び名だったはず)を目指して。その後、幻のホームランなど経て、見事契約を勝ち取ったのだ。
そして八木選手は、用品店のおやじさんにやっと恩返しできたかなと思ったという。
お知らせのあとは「ちな虎」からのおねがいがあります!
スポンサーリンク
皆さんの投票が日々の作文の励みです!1クリックおねがいします!


コメント
コメントする